ママの手があかなくてかまってあげられない時は、ついついテレビやDVDに頼ってしまいますよね。テレビを見せるのはたしかに良い影響がたくさんあるか?と言われればそうではないかもしれません。
それでも少しだけであれば問題はないでしょう。
子どもにも自分にもルールを決めてちょうどよくテレビと付き合っていきましょう!
☆そもそも子供にテレビを見せても大丈夫?☆

テレビ放送が開始されてから50年以上が経過して、
「子どもとメディア」の問題に対する提言が2004年に日本小児科医会から出されました。
心身の発達過程にある子どもへの影響が懸念されています。
乳幼児期にメディア漬けの生活を送っていると人間関係を築く遊びの場を失い、外遊びをしなくなり、人とのかかわりが不足してしまいます。
その結果、心身の発達に遅れや歪みが生じた事例が臨床の場から報告されているようです。
特に2歳以下の子供には象徴機能が未熟なため、テレビ画面への早期接触や長時間化は、親子が顔を合わせ一緒に遊ぶ時間を奪い、言葉や心の発達を妨げます。
メディアの内容にも問題があるようです。
視聴率が重要視されるテレビ業界では単に視聴率が集まりやすいよう、過激な内容が多く含まれています。
幼児期からの暴力映像への長時間接触が、後年の暴力的行動や事件に関係していることは、すでに明らかにされている事実です。
テレビを見るのが必ずしも悪いわけではありません。
メディアを活用し、批判的な見方を含めて読み解く力(メディアリテラシー)を育てることが重要です。
☆子どもにはテレビの刺激は強すぎる☆

映し出される映像はめまぐるしく変化することから子供はテレビに興味を持ち吸い寄せられますよね。「テレビっ子」にならないためにも1日のテレビ視聴時間のルールを決めましょう。
視聴時間の目安は1日2時間までが目安です。
テレビは家族が集まる場所に限定し、子供部屋にはテレビは置かないようにします。
また食事中や家族団らんの場でのテレビ視聴はコミュニケーションをとる絶好の場ですので控えるようにしましょう。
☆子どもと親のためにもメリハリを☆
完全に見せないというのも子供も親もストレスになるでしょうからメリハリをつけることが大切です。
ダラダラ見ることやテレビのつけっぱなしはNGです!
大人もどうしても見たいテレビがあれば録画して、子どもが寝静まってから見るとかの対策をしましょう。
子育て中はストレスもたまりやすいので適度にテレビを利用してみるのもいいかもしれませんね。
☆テレビとの距離は2m以上は離れよう☆

子どもの視力を考慮して2mは離れてみるようにしましょう。
興味が注がれて集中してしまうと無意識のうちに近くまでいっていることがありますので柵やガードで距離をとってあげるのがいいでしょう。
テープでこの線を越えてはいけないということを子供にわからせるのもいいかもしれません。もし線を越えて見てた場合は10分間テレビ禁止!などのルールを設けるとルールをしっかり守れるようになりますし、子どもの目を守ることにもつながります。
☆完全禁止ではなくうまく付き合う方法を考える☆
2歳までの視聴はあまりすすめられませんが、それ以降であれば禁止せずにうまく付き合っていきましょう!
テレビのメリット・デメリットを十分に考慮し、付き合い方を考えてください。
神経質になりすぎず、子どもへ愛情を注いでコミュニケーションを取っていれば心配はいらないでしょう!